町家通り、または表参道商店街を通り抜けると、厳島神社の本格的な参道になります。
商店街を出ると、すぐに正面に石造りの鳥居があります。そして、その右側の浜は「御笠浜」。この浜からは大鳥居とその向こう側に沈む夕日を見ることができます。
ここから厳島神社に進む道は、舗装されておらず砂地になっていて、海岸沿いには松並木が植えられ道の両側には石灯籠があります。そこに野生の鹿が横切ったりと、情緒ある風景を造り出しています。この付近は最も宮島らしいと言える場所でしょう。左側は崖になっていますが、その上が、五重塔や千畳閣のある丘です。
実は、厳島神社に行くのだったらここを通らずに、五重塔の下のトンネルを抜けた方がずいぶんと近いんですね。でも、この場所は宮島らしさがあり、すごく景色が良い場所なので、観光の方はぜひこちらを通って厳島神社に向かうことをお勧めします。
御笠浜沿いの道を進むと、正面が半島の先になっています。そこが厳島神社を囲う入江の、東側になるんですね。そして大鳥居に一番近い位置になんです。
ここから見える海と山、そして赤い鳥居のコントラストは絶景なんですね。ここからの夕日を見るためにわ、ざわざ夕刻に訪れる方もいらっしゃいます。写真スポットとして、最も人気がある場所で、宮島のパンフレットや旅行誌でも、ここから撮った写真がよく使われます。有料の記念写真もあります。
さて、大鳥居はもっと近くで見る方法があります。干潮時には入江が全て砂浜になり、浜に降りて、歩いたり、自転車を乗り入れることもできます。ですので、干潮の時刻を調べて訪れるとこのように鳥居のすぐ近くまで行くことができるんですね。一番の引き潮の時間帯には大鳥居に直に手を触れたり、この3枚目の写真のように鳥居の向こう側に行って海側からも見ることもできるんです。