平和記念資料館は、広島の原爆の惨状を後世に伝えるための展示施設です。平均的な見学時間はおよそ1時間程度なので、時間が許せばぜひ訪れてみてください。
開館時間:8:30~18:00(8月19:00、12~2月17:00)
観覧料:
大人200円
高校生100円(祝日、春、夏、冬休みを除く土曜は無料)
小中学生無料。
■ローマ法王平和アピール碑
平和資料館の入口付近にある、「ローマ法王平和アピール碑」は、1981年2月25日に、当時の教皇、ヨハネ・パウロ2世が平和公園で平和アピールを発表したことを記念したものです。
平和アピールでは、世界にとって広島がどういう場所なのかを、明瞭に訴えられました。「戦争は人間の仕業、戦争は生命の破壊、戦争は死、 広島の町ほど強烈に、このことを訴える場所はなく、人間は信じられないほどの破壊ができることを証するという、悲運を担った町。」そして、繰返し述べられた「過去を振り返ることは、将来への責任を負うこと」本当に重く大きい言葉だと思います。
※ローマ教皇の呼称は、現在は、カトリック教会での呼称である「ローマ教皇」という言葉を使うことが多くなっています。ここでは、固有名詞である碑名のみ「法王」としています。
碑文:
戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命を
奪います。戦争は死そのものです。
過去をふり返ることは将来に対する責任をに
なうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否するこ
とです。ヒロシマを考えることは、平和に対して
の責任をとることです。
■地球平和監視時計
平和記念資料館の入口付近にある「地球平和監視時計」は、広島からの地球平和監視を考える会(NPO法人Peace Watch Club)によって2001年に設置された時計です。一番上に、アナログ時計、その下に、デジタル時計が2つ設置されています。上側のデジタルは、広島への原爆投下からの日数で、下側は、世界最後の核実験からの日数です。