原爆の爆心地は、原爆ドームや相生橋ではありません。平和公園の外にある、ここ島病院の上空です。平和公園の東側の入口の橋、元安橋から本通り方向に20メートルくらい進み、そこから北方向へ向かって歩きますと、右側に写真の案内板があります。
■元安橋
原爆ドームの南側、平和公園の東側入口の爆心地にもっとも近い橋です。元安橋は被爆時に、親柱の笠石が左右逆方向にずれ、また、橋の手すりである欄干が、橋の両側にそれぞれ落ちました。このことから、爆風が橋の中央から左右に向かって吹いたことが推測され、爆心地特定の大きな手がかりとなりました。
現在の橋は1992年に新しく架け替えられたものです。旧橋の形を元にデザインされていて親柱は旧橋のものが、そのまま使用されています。橋の東側に保存・展示してあるのは、旧橋で使用されていた中柱です。