戦前、戦中に、軍需工場などの労働力を補うために、朝鮮半島では、徴用軍人・徴用工・学徒動員など、政策的に徴用や動員が行われました。また、こういった政策的なもの以外にも多くの人が、都市に仕事を求めました。
戦前の広島は軍都であり、多くの軍需工場がありました。当時広島に居住していた朝鮮半島出身者は約10万人で、そのうち約2万人が原爆の犠牲になったと言われています。
日本の戦争に巻き込まれて、祖国から離れたところでの被爆という二重の苦しみを受けた彼らの被害と悲劇は、原爆・戦争・侵略というのが、いかなるものか、人がどれだけ無残なことができるかということをよく現していると思います。
建立:
1970年4月10日