五日市から湯来町を通って戸河内に向かう道の途中、筒賀中学校の正面、道路の左側に大きなイチョウの木があります。この銀杏の木、紅葉の季節にはとてもきれいな黄金に染まります。
このイチョウは、筒賀大歳神社の境内にあります。写真の左下、民家の屋根の向こう側に写っているのが神社です。
ごらんのような、とても大きな幹。周囲の長さは8.2メートルあるそうです。樹齢は推定で1100年くらい、高さは49メートルだそうです。広島県の天然記念物です。
木には、わらで作ったしめ縄が架けられています。おそらく江戸時代以前から、村の護神木のような存在だったのでしょうね。全国に神社が建てられた明治初期、実はこの頃に建てられた神社って、それまでご神木やご神石があった場所に、それを取り除いて代わりに建てられることも多かったんですね。もしかしたらこの木も、何かすこし運命が違っていれば、そのときに・・・、ということもあったかもしれません。おそらく、簡単に切り倒すことができなかったり、それだけの価値が認められたりしたのでしょう。素晴らしいイチョウの木として現在も楽しませてくれています。
神社に隣接して、駐車場とゲートボール場があります。もともと小学校だった場所のようで、旧筒賀村時代の小学校の門柱が残っています。
場所は、湯来町から筒賀に抜けて戸河内方面に3キロ位です。このルートで三段峡や温井ダム、芸北方面にお出かけの場合は途中に立ち寄ることができてとても便利です。近くには龍頭峡もあります。戸河内ICや道の駅戸河内も近くにあって便利です。
筒賀の大銀杏
場所 広島県山県郡安芸太田町中筒賀
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