宮島のフェリー桟橋から厳島神社までは、海岸のルート、表参道商店街、町家通りの3本のルートがあります 。道を普通に歩くと自然に、表参道商店街を通る感じに出来ています。今回ご紹介するのは、その通りのいわば裏どおりにあたる町家通りです。
港から少し歩いたところです。正面に門が見えますが、この門は、横に歩道があり真っ直ぐに抜けると海岸ルートです。海岸ルートは歩いてもあまり面白くないと思います。今回は町家通りを通りますので左に曲がります。すぐにやまだ屋があって、もみじ饅頭やその右の商店街が気になりますが、ここは直進しましょう。
町家通り
町家通りというのは、昔のメインストリートのことなんですね。今でも宮島に住んでいる人は生活道路として利用している道なんです。ところどころに歴史ある感じの古い建物も残っていて風情ある通りなんですね。
これは、町家通りに面している各家の玄関先に飾られている紙で作られた行灯型の灯りです。統一した立方体のもので、その一面が壁に貼り付けられる形で飾られているんですね。ほかの3つの見える面のサイド側には「町家通り」、そして苗字がそれぞれ筆柿されています。そして表側の面には、おそらく小学生が宮島の特徴などを書いたのでしょうね。色付きの絵が貼られています。
古い造りの建物と、新しいお洒落なデザインのお店とが隣り合っていて、道路には人力車と車が行き交っています。いわゆる人工的に作ったり保存している景観ではなくて、現在の宮島の生活や観光地の、そのまま姿を見ることができるんですね。。風情もありオシャレでもあり、面白い光景です。
藤い屋の工場や、酒器屋さんなどの小物店もあります。
ここが、町家通りの一番最後のところです。五重塔が正面に出迎えてくれるんですね。いや、まさに宮島観光に来たという感じですね。
この位置からは、ちょうど五重塔の向こう側に厳島神社となります。