武蔵坊地蔵通り店素材の味が生きている汁なし担担麺

地蔵通りの入口、お好み焼きの貴家さんのすぐ隣にある、赤い外壁がよく目立つ武蔵坊地蔵通り店さんです。
過去の訪問記事 2014/3/31

「うまい広島」のFacebookページでは、最近、週１回くらいクイズの出題をしています。食べ物を見てお店を当てるという単純なものですが、先週のお題にさせていただいたのが、武蔵坊地蔵通り店さんの汁なし担担麺でした。

武蔵坊さんは、くにまつさんの製麺所で製麺された麺を使用されていることと、ごらんのように容器まで同じなので、くにまつさんだと思った方も多くいらっしゃったようです。武蔵坊さんには、芳醇醤油と濃厚胡麻の二種類の汁なし担担麺がありますが、この写真は「芳醇醤油」です。

武蔵坊さんの汁なし担担麺は、最初に出された時には山椒が全くかかっていないんです。じつは、この山椒をかける前の味がとてもいいんですね。麺やタレの素材一つ一つがいい味なのと、全体的にそぼろやネギがよく絡んで食べやすいんです。無添加素材にこだわっておられていることもあるんでしょうね。このままで全部食べても十分に美味しいと思います。

ですがここは、やっぱり汁なし担担麺と言えば山椒です。テーブルには三種類の山椒。丸い粒のままの山椒がミルに入っていて、回すと粗びきで出てくるのでが、この挽きたてが風味や舌触りがすごくいいんです。それぞれの山椒の特徴は写真を見ていただくとして、私は、酸味の加わった痺れ感がなんとも言えない青山椒と、すこし甘みを感じる若山椒の組合せが好きです。

野菜、麺、タレ、そして山椒。それぞれの素材の特徴が最大限生きるように工夫されている汁なし担担麺ですね。辛いものが苦手な方でも、０辛や１辛を、山椒をかけずに食べてみるといいと思います。