広島県の県北、広島市から車で高速道路を通って一時間ちょっと。三次市にあるお好み焼き屋、「空」さんです。三次駅前を東西に走る国道183号線沿いの「三次プラザ」の裏側の場所になります。三次駅からだと、西に進んで最初の信号、三次警察署入口交差点を右に曲がって100mくらい進むと左側に見えてきます。少し北側を東西に走る国道375号と、駅前の183号の中間の通りにあたり、裏通りのような色合いもある、そんな場所です。
空さんは、ミシュランガイド広島2013に、ビブグルマン(手軽な価格でおいしい料理を食べることが出来る店)として掲載されているお好み焼き店なんですね。ちなみにこのビブグルマンとなっているお好み焼き店はどんなお店かというと、八昌の薬研堀と五日市両店、電光石火広島駅前店、いっちゃん光町店、福山の平の屋さん、そしてこの空さんという計6店舗だけなんですね。ミシュランの評価は、おいしさは無論ですが、それだけで考えられているわけではなく、当サイトでも大切な要素と考えているお店づくりなどの要素が十分考慮されていると思います。
さて、空さんのメニューには、三次地産の唐辛子が練りこまれた「唐麺」を使用した「唐麺焼」というのがあります。もともと、「三次唐麺焼き」というのは、この「唐麺」に、同じく三次地産であるカープソースを使ったお好み焼きのことを言うらしいのですが、三次では空さんのようにおたふくソースを使用されているお店でも、「唐麺」を使ったお好み焼きを食べることができるお店も多いようです。
そんなわけで、さっそく、唐麺焼きを注文しました。
麺が赤い色なのですが分かるでしょうか。
このお好み焼きを焼くときの特徴ですが、生地を上にして野菜を蒸し焼きする際に、途中でいったん生地をはがして野菜をよく混ぜ焼きにしてから再びかぶせるという作業が行われます。この焼き方は、かんらん車さんでもされているのとよく似ています。麺は普通の麺も唐麺も、袋麺を使用されていて、鉄板上に麺を広げた後にダシのようなものをかけます。普通の麺の場合はソースで味付けされ、仕上がりは柔らかく弾力ある麺になっています。玉子は完全焼きで、全体的に柔らかさからくるふんわり感がたまらないお好み焼きですね。ピリッと辛い麺と甘いおたふくソースの組み合わせがなんとも面白い味です。
店内はカウンター席と、テーブルが2卓、漫画本が少々あります。三次に宿泊される場合は、すぐ近くの三次プラザ対面にあるアルファーワンホテルからなら、徒歩で来ることができます。
お好み焼き 空
サービス:★★★★ 店のおしゃれ度:★★★★
お好み焼き:おいしい(o^-^o)[このマークの意味]
営業時間 11:00~14:00/17:00~22:00
定休日 日曜日
そば肉玉 600円、唐麺焼き700円(2014/9確認)
場所 三次市十日市中1-3-31
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