広島市役所の向かい側、もうちょっとだけ正確に言えば広島市中区役所、そして中郵便局の向かい側の電車通りに蔵屋さんがあります。周辺には少し路地を入ると、当サイトでもご紹介しているくろべえさんやHAZEYAさんんをはじめ、多くのおいしいお好み焼き店、そして汁なし担々麺やラーメンの名店も多くある地域です。
そんな場所の蔵屋さん、なんと、平日ランチタイム限定でお好み焼きが500円なんですね。いや、この場所、そしてこのオシャレなお店を考えたら全くもってリーズナブルです。
蔵屋さんのお店は、落ち着いた上品な店内なんですね。デートや女性グループは無論、お客様をお連れするとしても、なんの遜色もないお店です。広島では、「お好み焼きがうまいのは路地裏の汚い店」なんて言われることもありますが、わたしはくだらない都市伝説だと思っています。いや、この大通りに堂々としているきれいな蔵屋さんのお店に行ってみて、改めてそう思いますね。
さて蔵屋さんのお好み焼きの特徴は、麺の焼き方なんですね。お好み焼きの本体の方とは別に、もう一人麺の焼き手がいて、二人が並んで本体と麺を焼かれるんです。いその麺を茹でたのち、鉄板の上に広げたり返したりして、かなり長い時間と手間をかけて焼きます。いそのの麺はラードをかけて広げて焼くと全体的に麺の表面だけがカリッとなるんですが、蔵屋さんの焼き方は焼き色が付いているのに柔らかい感じになんです。本体のほうは、丸い生地に予め鉄板の上でラードをかけて炒めたキャベツを乗せ、次にもやし、天カス、肉の順に乗せます。この手順ですが、なんだかてっぱん食堂さんとよく似ていますね。
たまごは、黄身を潰して鉄板に丸くしてからお好み焼きを乗せるんですが、すぐにひっくり返しますので若干半熟のまま残っています。
お好み焼きが若干うす味で、側にあるカープソースのボトルから少しだけソースを足すとちょうどいい感じです。わたしは、ソースが塗っていない部分があるとそこから先にそのまま食べるのですが、縁のソースのない部分が調度よい味ですね。麺にラードが入っていないまま長時間焼かれていることもあって、一口たべた時に、すこしパサッと感があるのかなぁと思ったのですが、先ほどのソースを少しだけ足しますと、滑らかになってあまり感じなくなります。こうやって全部を食べてみると、普通においしいお好み焼きです。
蔵屋さんの周囲には、ダイヤロイネットホテル、コンフォートホテル、レイノインなどのビジネスホテルがたくさんあります。宿泊の際に夕食に利用してもよいと思います。
蔵屋
サービス:★★★★ 店のおしゃれ度:★★★★★
お好み焼き:おいしい(o^-^o)[このマークの意味]
営業時間 11:30~14:00、17:00~24:00
そば肉玉 700円、平日ランチ500円(2014/5確認)
場所 広島市中区大手町3-8-4
ここは、オフィスのすぐ近くなので、よく前を通ります。
ランチタイムは、近辺のサラリーマンでいっぱいです。
蔵屋のある場所は、なぜか飲食店が1~2年くらいの間隔で、どんどん変わるので、長続きしてくれますように。